SRF工法とは
しなやかで切れない高延性材(ポリエステル製の繊維を密に織り込んだベルトやシール材)を柱や壁に専用の高靭性接着剤で張り付けて補強する工法です。
・高延性材
・専用接着剤
柱を巻く様子が包帯を巻いているように見えることから、別名「包帯補強」と呼ばれています。
特徴
建物を揺らさない、壊さない
柱や壁に張り付けられた高延性材が、地震の揺れをしなやかに吸収し、建物の破壊を防ぎます。
ブレース補強
補強した部分の周囲にしわ寄せが及び、破壊
SRF補強
揺れをしなやかに吸収
柱を巻く様子が包帯を巻いているように見えることから、別名「包帯補強」と呼ばれています。
・機能とデザインを主体にした設計
従来工法と異なり、建物の意匠・空間を損なうことなく安全性を向上させます。
柱部分にSRF工法による耐震補強を行っています。
・人と環境にやさしい
施工時に粉塵、騒音、振動はほとんど発生せず、接着剤からの臭いもありません。建物の稼働率をほとんど下げずに施工された実績が多数あります。
・低コスト・短工期
2~3人の人力で作業し、大きな機材を必要としないため、他工法に比べ安価です。施工時間も短く済みます。
安全性・耐震性
性能と施工性が、大型振動台実験、繰り返し載荷試験及び多数の実施案件で実証され、公的機関の審査・評価を受けています。
- ・震動台実験 7波の震度7クラスの地震動を繰り返し受けても、損傷が少なく倒壊しません。
- ・柱実験 高軸力、短柱でも大きな靭性を発揮、30%の変形でも破壊せず軸力を保持します。
- ・耐震壁・CB壁実験 片面補強でも耐力靭性が向上し、崩落も防止します。
- ・公的機関評価
- ・(一財)日本建築防災協会技術評価
- ・建防災発 第2174号 (RC柱・壁)
- ・DPA-住技-33 (木造基礎)
- ・DPA-住技-38 (木造壁)
- ・DPA-住技-40 (木造接合部)
- ・(一財)土木研究センター 建築技術証明 建技審証 第0707号 (土木RC構造物)
- ・兵庫県 ひょうご住宅耐震改修工法コンペ 集合住宅部門 最優秀県知事賞 受賞
施工実績
ホテル浦島山上館SRF工法耐震改修工事
ホテル中の島別館耐震改修他工事
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